海面下にあるポスト

和歌山県にある海中ポストをご存知でしょうか。今ではコンビニの中でもポストを見かけますね。山﨑賢人さんが潜るTVCMにも出ていた海中ポストは,和歌山県の南部にあるすさみ町の水深約10メートルの海中にあります。

しかも,これは実際に郵便物を送ることができるというから凄いですね。最も深い水中にあるポストということからギネスブックにも掲載されました。他にも、海中ポストというのは日本にいくつか存在しているそうです。

このポストというのは,ダイビング施設のノアすさみ前の海中にありますが,元々は平成11年の南紀熊野体験博のイベントで設置されたものです。海水用のハガキも作成したところ,大好評だったことからそのまま設置し続けているそうです。

郵便物の回収は郵便局員が行うようになっていますが,郵便法では海中にある時点で郵便物とされないため,ノアすさみのダイバーがポストの中身を回収しているようです。

ハガキも専用のものが売られていて,値段も高い設定となっています。郵便物を投函するときは,ダイビングをして海中ポストにハガキを投函します。また,潜れない人も頼めば,スタッフが投函してくれます。

海中ポストは和歌山県だけでなく,静岡や沖縄にもあるようです。ポストは,国ごとで色が違っていて,アメリカは青色でフランスなどヨーロッパでは黄色がほとんどだそうです。日本でも大型の集配所には黄色のポストがありますし,愛知県西尾市では抹茶の産地にちなんで抹茶色のポストが設置されています。旅行先でポストを見てみるのも楽しいですね。

葬儀の種類

人が亡くなった場合,葬儀が行われることが多いのですが,最近の葬儀は多様化しており,宗教にもとらわれない自由な形式のものが増えているようです。
直葬(ちょくそう)・・・通夜・告別式などを行わず,病院,施設や自宅から直接遺体を火葬場に搬送し,火葬のみを行います。遺体を火葬するには,市町村長の許可が必要となります。通夜や葬儀などをしないため,費用は遺体の搬送費と火葬の費用のみという場合が多いです。
自由葬・・・宗教色のない自由なかたちの葬儀で,都市部で増えてきているようです。
樹木葬・・・墓石もカロート(納骨箱)も作らず,地面を掘ってそこに遺骨を埋め,その上に樹木を植える形式の葬儀です。
一日葬(ワンデーセレモニー)・・・通常は通夜と告別式を二日にかけて行うところを一日で行います。
家族葬・・・家族と親族だけで故人を見送ります。葬儀が済むまでは,他の人には知らせずに遺族とごく近い人との間で秘密裏に行われます。
生前葬・・・本人が生きているうちに自分で行います。自分で自分の葬儀を行うというのも不思議な感じがしますね。
バルーン葬・・・こういったものもあるのですね。巨大なバルーンに遺骨を入れて空へ飛ばし,成層圏付近でバルーンが割れて,散骨されます。

散骨をする場合,まく場所によって,樹木葬,海葬や珊瑚葬など呼び方がいろいろありますが,山林であるならば,その所有者の承諾が必要であり,海であれば漁業関係者等の関係各所へあたることも必要となってきます。
現在の墓地,埋葬等に関する法律では散骨葬を禁ずる規定もないとされていますが節度をもって行われることは必要と考えられています。