FM放送とAM放送

車に乗っているとよくラジオを聴きます。ラジオ放送はアナログといわれていますが,災害にも強いのでいざという時にも重宝します。

このラジオ放送にはFM放送とAM放送がありますが,どういう違いがあるのでしょうか?
まず変調方式が異なるとされています。音というのは振動で周期が速いと高い音,周期が遅いと低い音として聞こえてきます。

音は,そのままでは放送電波には変換できません。音波の周波数が電波の周波数に比べてあまりにも小さいからです。音声信号を電気信号にするのを変調といいます。

AMは振幅変調でFMは周波数変調といいまして,AMは音の波の強弱を電波の強弱によって表現して,FMは周波数の変化で表現します。

AMとFMの違いとして,他にはラジオの電波を受信できる範囲が異なり,AMではkHz(キロヘルツ)でFMではMHz(メガヘルツ)の周波数の電波を使用しています。

AM放送は地表波といわれていて,ビルや山などの障害物も回り込んで地面に沿って電波が伝わるため,昼間は数十kmから数百km,夜間では電離層で反射して数百kmから数千kmと海外にまで伝搬しますが他の電波の影響を受けやすいといった欠点もあります。

FM放送は直接波と大地反射波によって数十kmから百km程度の見通し範囲内にしか届きません。しかし,他の電波による影響を受けにくいため,音質もよく音楽番組にも多く使われています。

そのため,車を運転していてFM放送でラジオを聞いていると途中から聞こえなくなることもありますがAM放送では聞こえるなんてこともあります。

ところで,電波は空と地面に反射しながら,地球の裏側まで届きます。地球の上空には電離層がありますが,電波はそこにぶつかり,反射してまた電離層にぶつかるということを繰り返して進んで行きます。そして,こういう進み方をするのは短波のみです。短波はアマチュア無線や短波放送に利用されています。アマチュア無線をされている人は海外の方とも無線でやり取りをされていますね。

長波や中波はというと長い距離を進み,電離層の下の方で反射してまた地面に届くまでに大気に吸収されてしまいます。長波が利用されているのは船舶,航空機用ビーコンなどで中波はというとAMラジオなどです。

そうかといって超短波では反射されて地上に届く電波は非常に弱くなってしまいます。そのため,テレビやラジオは近い場所に飛ぶ直接波だけ利用されています。

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